「答えを見る」
何となく抵抗をお持ちではありませんか?
なかでも、いわゆる真面目な子ほどその傾向があるかと思います。
今回はそんな「答えを見る」ことを上手に使って勉強しよう、という趣旨のもとお話そしていきます。
「答えを見る」ことはダメなこと?
いきなり結論になりますが、私個人としてはダメではないと考えています。
もちろん答えを丸写ししているだけのような極端な例は除きます。
あくまでも成績向上の為に勉強しているという前提です。
中学生以上の、特に数学の問題に代表される、答えまでのプロセスが重要な教科・分野の問題に関しては、むしろ積極的に答えを見ることを推奨することもあります。
解法がわからないのに、じっと固まっていても前に進まないわけです。
「答えを見る」ではなく、説明のページに戻ってみたりすることも大変有効です。
どのように考えるのか、その道筋が全く見えていない状態で時間を使ってもあまり有意義ではありません。
正しい解法を見て、それを再現できるように練習することも勉強法のひとつです。
答え合わせのときに答えをノートに写す?
どちらでもかまいません。
答えの内容を覚えることが重要な場合と、そうでない場合とで写すことの必要性が多少異なります。
例えば、漢字の学習をしているとしましょう。
書き取りの場合は、答えを見て正しい漢字を練習することはとても大切です。
一方で読みを答える問題の場合、「正しい答えを写す」とはひらがなを書く作業になりますが、これは必要な作業でしょうか。
ひらがな自体は中学生以上でしたら、よほどのことが無い限りほとんどの人がいつでも書くことが出来るでしょう。
答えを写すことの目的が大切です。
書いた方が覚えやすい人に関しては、たとえそれがひらがであろうと積極的に書いたほうがきっと良いですね。
無機質な作業にならないことが重要なのです。
まとめ
答えを見ることはダメなことではない
教科・分野によってはむしろ積極的に活用する
答えをノートに写すかどうかは目的に依る