中学生の勉強法!問題集は何をどうやれば良い?正しく繰り返すべき!

コラム

中学生になると、学期ごとに定期テストがあったり、それらの成績が内申点に含まれたりするので、勉強に対する必要性が増しますよね。

そのため、小学生と比べると、中学生の場合は、学習塾など学校外学習を利用するという学習法を考えている割合が高くなります。

しかし、色々な事情によって、塾などに通うことのできない生徒もいるでしょうし、塾に通っていても、なかなか結果がでなかったりするという場合もあるでしょう。

そのような場合には、何か自宅で問題集にでも取り組んだ方が良いのかと考えたりしますよね。

そこで、ここでは、中学生の勉強法について、問題集は何をどうやれば良いのかについて、くわしく見ていきたいと思います。

中学生の成績を上げるために問題集は必要ない?

中学生が、家庭学習で成績を上げようと思うのであれば、問題集は必要ありません。

少し極端な言い方になってしまいますが、定期テストで7~8割の点数を取ることが目的なのでしたら、もっと基本に忠実になることで、成績を上げることを考えたほうが良いでしょう。

その理由は以下となります。

  • 定期テストは大半が教科書から出題される
  • 問題集などは購入したことに満足しがち
  • プラスαの勉強をしているという自己満足になりがち

定期テストは大半が教科書から出題される

当然のことですが、定期テストに出題される内容というのは、基本的には、学校での学習内容となります。

そのため、教科書・学校のノート・授業中に配布されたプリント・小テスト・ワークなどからの出題が大半となります。

学校で与えられたものを越えて、他の何かに手を付けるよりも、学校で与えられたものを完璧に仕上げるほうが、成績向上には近道なのです。

問題集などは購入したことに満足しがち

問題集などを購入すると、モチベーションが上がりますよね。

このモチベーションとともに、行動が伴えば、非常に素晴らしいことです。

しかし、そのモチベーションを維持し続けて、毎日、購入したものをきちんと取り組むというのは、非常に困難なことではないでしょうか。

それができるのであれば、毎日、コツコツと学校での学習内容の復習をしっかりと取り組むことのほうが、よっぽど簡単です。

また、そのほうが、確実に成果に結びつきます。

プラスαの勉強をしているという自己満足になりがち

上記ともつながりますが、学校のもの以外に、プラスαのものをしていると、そのこと自体に満足してしまいがちです。

塾なども同様です。

通っているからといって、成績が上がるわけではないですよね。

結局は、自分自身がきちんとこなすかどうかというところが、重要なのです。

そのため、まずは、学校の内容をきちんとこなすことが重要となります。

もし、それでも、時間的に余裕があったり、80点以上取りたいといったりした場合には、問題集などに取り組めば良いのではないでしょうか。

中学生の成績を上げるための問題集のやり方は?

もし、学校の勉強以外に余裕があり、プラスαで、問題集をやる場合には、どのようなもので、どのように取り組むのが良いのでしょうか。

中学生の成績を上げるために最適な問題集とは?

市販の問題集は、それほど大差がないかと思います。

定期テストに出題される内容を考えれば、極端に難易度の高いものは不要だとわかります。

また、解説がメインになっているような参考書のようなものも必要ありませんよね。

解説であれば、教科書や学校のノートなど、豊富にそろっているのではないでしょうか。

ですので、それほど難易度の高くない、参考書ではなく問題集、あまり分厚くないものをおすすめいたします。

量が多すぎて、やる気になれなかったり、継続できなかったりするのも無意味ですので。

問題集選びのポイント
難易度が低め、ボリューム少なめ、演習中心のもの

中学生の成績を上げるための問題集のやり方は?

それでは、問題集に取り組む際には、どのようにするのが良いのでしょうか。

以下の3つが非常に重要となります。

  • インプットを完璧にしてから取り組む
  • 正解することにこだわらない
  • 間違えたものを繰り返し学習する

これらができていないと、どれだけたくさんの問題集に取り組んだところで、成果に結びつけるのは困難です。

学校のワークや宿題などに取り組む際にも同様です。

前提として、基本的には、問題は、書きこまずに、ノートに解きます。

それぞれについて、くわしく見ていきたいと思います。

インプットを完璧にしてから取り組む

暗記の要素の強い教科や単元の場合には、特に、インプットが重要です。

全然覚えられていないのに、いきなり問題に取り組んだところで意味がありません。

まずは、インプットをしっかりと行います。

問題集などであれば、最初の導入部分に解説など暗記事項が網羅されているはずなので、それらをしっかりと頭に入れてから取り組むことが重要です。

また、数学の計算などでも同様です。

公式などが覚えられていないのに、解説の公式を見ながら計算問題を解いても、計算力は身に付きませんよね。

見ながら解いても意味がありません。

覚えた記憶を頼りに、問題演習というアウトプットを行うことで、それらの内容が定着するのです。

正解することにこだわらない

テストでもないのに、正解することにこだわっている子どもをよく見ます。

そのため、解説を見ながら解いたり、解答の過程があっているのかを、答えを見て確認しながら解いたりしてしまうのです。

正答率が低いと、やる気をなくしてしまうので、気持ちはわかります。

しかし、テストでもないので、全問正解しても意味がありません。

むしろ、間違えたということは、理解できていないということなので、それを理解し直すことが重要なのです。

間違えた際の解き直しも、解答の解説を熟読し、それらをなぞるように解き直したりするのでは、あまり意味がありません。

自分自身で理解し直したうえで、必要なものを暗記し、そのうえで、再度、考えて解き直すことで身に付くのです。

間違えたものを繰り返し学習する

上記で述べたように、正解かどうかというのは、自習の際には、重要ではありません。

むしろ、間違えたものを、再度、理解し直すために、できるかできないのかを、あぶりだす作業なのです。

そして、間違えたものは、再度、解き直しますが、この際に、問題の番号などにチェックをつけておくことをお勧めします。

そうすると、再度、解き直す際には、チェックの付いているものだけするなど、苦手なところだけを繰り返すことも可能です。

中学生の成績を上げるために必要なことを理解する!

このように、問題集などを購入して取り組むより前に、まずは、学校内容をしっかりと取り組むことが重要となります。

そのうえで、余裕があったり、物足りなければ、問題集に取り組むのが良いでしょう。

その場合にも、正しいやり方が重要です。

中学生になれば、親が勉強の内容自体に関わるのは、あまりよくありません。

反発を招き、逆効果になってしまう可能性が高いからです。

ただし、管理であったり、取り組み方であったり、このような内容を、教えてあげることは重要です。

本来は、このような正しい取り組み方についても、指導者などの第三者が伝える方が望ましいですね。

しかし、大手の塾の先生などでも、「教科内容を教えることに長けていても」このような、正しい指導方法についての理解に乏しいのが現実です。

ぜひ、上記を参考に、正しい勉強方法を理解し、お子様にお役立ていただければ幸いです。

 

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