高校受験・過去問の使い方

過去問

受験に向かわれている人ならこの時期、必ず利用していることでしょう。

そんな過去問ですが、皆さんは正しく使えているでしょうか。

何の為に利用するのかを分かって取り組めていますか?

ただ解くだけ、よりも効果が何倍にもなる、そんな使い方をご紹介いたします。

 

問題傾向を知る

自分が受ける学校の問題は、各教科どの単元からの出題が多いのかを知りましょう。

例として英語でしたら、文法問題は出題されるのか、読解が中心なのか、発音アクセントに関する出題はあるのか。

また、読解が中心と言っても設問形式も多種多様。

内容一致問題、空所補充、下線部和和訳・英訳、整除問題、、、

敵を知ることが勝利への第一歩です。

 

自分の弱点を知る

過去問に取り組む中で、自身の弱点が明確になるはずです。

点数が伸びない教科・単元、苦手な設問形式。その克服に努めることが得点アップの秘訣です。

ただやみくもに勉強時間だけを重ねるのではなく、きちんと得点につながるように学習内容を精査しましょう。

先日とある高校入試の社会の問題で、都道府県のシルエットと少しの情報からどこの都道府県かを回答する問題がありました。

それだけで5~10点はありましたので、必ず覚えなければいけませんよね。

また、合格に必要なのはあくまでも5教科での合計得点。いわば5教科でのチーム戦です。

苦手な教科の勉強に時間を費やすのか、他の4教科で点数を取りに行く方が見込みがあるのか、

こういった部分も過去問に取り組みながら決めていくことになります。

「過去問を解くことで点数が上がる」のではなく、「過去問を解くことで点数を上げる方法を知る」

というのが、本来の正しい使い方です。

 

週に1年分は必ず解こう

今までの方法を実践していただける場合、毎日過去問に取り組む必要はありません。

1週間に1~2回分程度のペースになるでしょう。

それでかまいません。

12月最終週から始めたとしても、1月が終わるころには5~8回分ほどになるはずです。

それよりも、一度解いたものに対してきちんと復習・覚え直しが出来ているかが重要です。

とにかくたくさんの過去問を解くという方法ではかえって効率が悪いです。

賢く利用していきましょう。

 

みなさんの受験が上手くいくことを願っています。

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